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転職して一年たちました(ブログ始めます)

Nov 01, 2012 -

転職しましたエントリーが飛び交う今日このごろ、ちょうど1年前の11月1日から現在勤めているDataStaxに転職していました。ほんとは昨年の今日、転職しましたエントリーでブログデビューする予定が、何だかんだでずるずると1年たってしまいました。この機会を逃すと永遠にタイミングを逃してしまう、と思い立ち、1回目のエントリを書いている次第です。このブログでは主に現在住んでいるアメリカはテキサス州オースティンでの生活と、おそらく求められているだろう、Apache Cassandraの日本語での最新情報をアップしていけたらと思います。
以下去年書く予定だった転職時の様子をお楽しみください。

転職のきっかけは、SI業界に絶望したわけではなく、英文履歴書をお金をだして作成してもらったことでした。むしろ前職では、大学の先輩でもあるマッツォ(@understeer)さんをはじめいろいろとおもしろい方が多く、少なくとも自分が担当したプロジェクトはチャレンジングかつ面白いものばかりでした(これとか)。将来的にはアメリカのIT企業で働いてみたいとの思いから、海外の大学への留学準備をしていたのですが、Gから始まるテストやTOEFLでちっともうまくいかず、悶々とした日々を過ごしておりました。そんな中必要に迫られて作成した英文履歴書したが、ある日ふと、これさえあれば海外の求人情報に応募できるではないかと気付き、ものは試しでいくつかの会社に応募してみたのが始まりです。ちょうどHadoopやCassandraその他大規模な分散データ処理に興味があり、それらを実業務で活用していきたいという思いから、その方面の会社へアプローチしました。といってもコネもなく、ただ履歴書をアップロードして連絡を待つ、というのが基本で、ことごとく撃沈。

そんな会社の一つがDataStaxでした。もともとApache Cassaandraのソースコードよんだり、MLに投稿したり、Wikiに日本語訳をアップしたりしていたので、自然とProject ChairであるJonathanが立ち上げた会社にも興味がありました。英文履歴書を jobs@datastax.com に送りつけたところ2週間ほど音沙汰なく、(これがアメリカの会社のやり方か...)と思いつつ催促のメールを送ったところ Jonathanより返信があり、「コーディングテストがわりにApache CassandraのJIRAにあがっているチケットに取り組んでみて」とのこと。仕事終わりに夜な夜な取り組み、何回かのレビューを経てパッチをacceptしてもらいました(同じチケットに複数人が取り組んでいたことは入社後知りました)。後はSkypeでJonathanやVP of Engineeringの方とSkypeで面談?してOffer Letterをもらったのが8月の終わりごろでした。面談といっても給与その他条件の話し合いが主で、えーそんなとんとんと進んでよいのーって感じではありました。その頃取り組んでいた仕事もあり、ジョインするのは11月1日からにしてもらいました。

最初の1ヶ月半は日本で仕事、その後渡米し、気がつくとあっという間に転職してから1年。早いものです。5月からは正式にApache Cassandraプロジェクトのコミッターとなりました。今やCassandraの利用では有名なNetflixをはじめ、公にはかけないけれど実に様々な企業様にApache Cassandraは利用されています。前職でも、大学生のころバイトでJavaを書いていたころもそうですが、普段いろいろな人が何気なく利用しているサービスを、裏から支えているシステムのコードには自分の書いたものも使われているんだぜ、と密かにうれしく思いながら仕事をしている毎日です。日々の仕事内容や会社についてはおいおい書いていきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。